Windows10の仮想デスクトップをOSXのMission Control風に操作できる、TaskViewGestureToolkitをつくってみた
Mac OS XのMission Controlみたいに三本指で横にスワイプすると仮想デスクトップを切り替える機能がWindows10の仮想デスクトップに無かったのでつくってみました。
こんな風に動きます
Windows10のタスクビューをMac OS XのMission Control風に操作できるやつ作ってる
— もやしきんぐ (@myskng) 2016年7月17日
(WacomペンタブとSynapticsタッチパッド両対応) pic.twitter.com/uP6Eo4xk3t
SynapticsタッチパッドとWacomペンタブレットに対応
Wacomペンタブレットはドライバ側で3本指でのタップでドラッグ操作できる機能があり、潰すのも勿体無いので4本指にしました。
(近いうちに3本指にもできるように、コンフィグファイルか何かで対応する予定です)
Synaptics社製タッチパッドは多くのノートパソコンに搭載されているので、結構多くの機種で使えるかと思います。
ちなみにThinkpad X1 Carbon 4th genもSynaptics社のタッチパッドが搭載されていました。
操作方法
3本指、もしくは4本指(Wacomペンタブレットの場合)で左右にスワイプでデスクトップ切り替え、上下にスワイプでタスクビューの表示です
導入
TaskViewGestureToolkitと干渉してしまうので、各デバイスのドライバ側で設定されているジェスチャーを外してください。
Wacomペンタブレット
4本指のジェスチャーの設定を外しておきます。
Synapticsタッチパッド
3本指のジェスチャーの設定を外しておきます。
動作には.NET Framework 4.6が必要になります。(Windows10には最初から入ってるので追加インストールの必要なし)
アプリケーションを起動するとウィンドウ等は何も表示されずタスクトレイに常駐するので、試しに3本指でスワイプしてみて動けばそれで完了です。
ダウンロード
反応が遅いときは…?
アプリケーション側で擬似的にショートカットキーを送信しているのでうまく動作しないことがあります。
タスクトレイに常駐しているアイコンの右クリックメニューより“Use API to switch desktop”オプションを有効にしてください。
これにより仮想デスクトップの切り替えをWin32API経由で行うようになりますが、切替時のアニメーション効果が無くなります。
既知の不具合
- スリープから復帰した際に反応しなくなることがある
→タスクトレイアイコンの右クリックメニューより、Reload pluginsを実行する。(各デバイスのプラグインが再ロードされます) - Wacomペンタブレットをアプリケーション起動後に接続しても反応しないことがある
→タスクトレイアイコンの右クリックメニューより、Reload pluginsを実行する。(ワコムプラグインが再ロードされ、新しく接続したデバイスを認識します)
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